目の圧迫感・引き攣れ感が残ってしまいました。パート2

院長の小泉正樹です。

前回は 眼瞼下垂の手術後の引きつれ感、痛み、圧迫感の 原因の一つは

「強直性眼瞼痙攣」という記事を書きました。

パート1

では ここではそれ以外の可能性についてです。

これまでに、目の違和感・圧迫感の症例の手術をしてきて

ものすごく良くなった人

まあまあ改善した人

あまり変わらなかった症例

などなどの経験から  こういうことをしてはまずいな という
ポイントは少しわかってきました



当然、まだほかにも要因があると思いますが、ざっくりと紹介します


今後の学会の報告のネタも含まれているので 大雑把に。


基本的には、圧迫感や引きつれ感が残るという事は

眼瞼挙筋腱膜を引っ張りすぎていないか?

そして 二重作成時に引きつれをおこしていないか?

最後に目の上のくぼみのあたりに二重のラインをもってくると

目の上のくぼみに一致した二重ラインがくぼみに引き込まれるようになり

見た目的にも、目を圧迫しているようになってますね。


この3つを避けるだけでも結構改善します

これまでの治った方の場合も

挙筋や挙筋腱膜が挙筋筋体に近いところで固定されていると圧迫感が強いようです

特に 目頭側ですね、挙筋は目尻側にシフトして走行してますので

目頭側の方が上がりにくいです。

なので、目頭側を上げようと無理に前転させたりすることが原因と考えられます。


実際にこれまで目頭側にきつく固定してあった症例では

ほぼ70%で症状が改善しています。



二重の固定も、手術中から睫毛が外反するように固定すると

違和感や圧迫感の原因になると考えられます。

よく、他院で手術した圧迫感を訴える患者さんがきます。

手術した医院では問題ないといわれるようですが、

確かに整容的には100点に近いです。

術者の先生も、これ以上は無いと考えるでしょう。

でも実際には、患者さんはつらいという。

いかにストレスなくまぶたを上げるかという事が重要です。


要は 見た目だけでなく

まぶたの中身、機能を生理的に正常に回復するような手術をすることが

重要です。


ちなみに 私の 修正は

眼瞼挙筋腱膜の動きをよくするように


開瞼抵抗となる 外角・内角を切離して

挙筋の動きをスムーズにします

そのうえで挙筋腱膜固定を行います。

通常、挙筋腱膜と挙筋筋体の境目から5mm腱膜側で固定します

結果的に 前転でなく後転させることも。

二重は、埋没法のようにゆるく固定して

皮膚も軽く縫うだけ

腫れやむくみが早く抜けるように

あえて傷を開けておきます。


この結果 良くなるかどうかは、結果のみぞ知るという感じです。






 まぶたのページ

   こいずみ形成クリニック 小泉正樹 

愛知 名古屋 こいずみ形成 小泉正樹 眼瞼下垂 眼瞼痙攣 二重修正
豊胸 脂肪吸引 BNLS 陥没乳頭 傷後 瘢痕   
 

こいずみ形成クリニック

愛知県 名古屋市 中区の 美容外科・皮膚科・形成外科を標榜する「こいずみ形成クリニック」のサイトです。 このサイトは院長である僕、小泉正樹が管理しています。 当院の特徴は まぶたの手術が多い、特に眼瞼下垂や二重修正が非常に多いです。 次いで鼻の手術も数多く行っております。

0コメント

  • 1000 / 1000