技術の足りないドクターの手術によって、眼瞼痙攣に進展してしまうことは考えられますか？

院長の小泉正樹です

こういった質問がコメントできました。
お返事を書こうと思いますが、長くなるので
ブログ紹介しておきます。


興味深く読ませていただいています。 
眼瞼下垂術後に眼瞼痙攣に進展してしまう原因は何でしょうか?? 
技術の足りないドクターの手術によって、眼瞼痙攣に進展してしまうことは考えられますか？ 



このブログで発信している　眼瞼痙攣は

「強直性眼瞼痙攣」のことを言います。

顔がぴくぴくする間代性眼瞼痙攣はまた別です。



この強直性眼瞼痙攣はしかめっ面になったように眉間や目尻の筋肉が縮み、

重症になれば口角が挙がり、法令線も深くなります。

この原因は　ミューラー筋の過収縮と考えています。




今回の質問は　眼瞼下垂の手術前には、眼瞼痙攣の症状が無かったにもかかわらず、

眼瞼下垂手術後に、痙攣を発症する原因はいったいなんでしょうか？

という事です。

これまでに眼瞼下垂手術後に強直性眼瞼痙攣になった症例の修正をしてた経験から。

ほとんどがミューラー筋に糸がかかっているか、

瞼板上縁で、挙筋とミューラー筋などが瘢痕拘縮により、団子状態に固まっていることが

原因の症例では、そこを解除してあげると

結構な確率で、眼瞼痙攣の症状は改善します。

ミューラー筋に糸がかかっても全例でなるわけではないので　難しいところですね。

技術が関係していることはまずないでしょう。

ミューラー筋自体に糸をかけて眼瞼下垂の手術をしている眼科医・形成外科医は大勢いますから。




その中のいちぶが眼瞼痙攣になると思います。


長くなりますので、次の記事で補足します。




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