最近 瞼が重いのは埋没のせいですか?

院長の小泉正樹です

眼瞼痙攣の方の手術をしました。

この方は

10年近く前に 埋没法と脂肪取りの手術を受けていました。

かなり時間が経過しているので

この処置が原因で

眼瞼痙攣を発症したのかどうかは定かではありません。

強直性眼瞼痙攣の原因に一つに

埋没法の糸が

ミューラー筋にかかっていたり、

瘢痕形成による、つまり傷跡の組織がミューラー筋にまで及んでいたりすることがあげられます。

この症例では

瞼板とミューラー筋の付着部あたりに

埋没の糸とその周囲の瘢痕形成が重度でした。

その部分の瘢痕を解除して

腱膜とミューラー筋をはがして、腱膜固定のみ行いました。

ADMは行いませんでした。


この症例では 脂肪除去も行っているために

埋没法のみより瘢痕形成が 著しかった可能性がありました。

手術後は 瞼の動きがスムーズになり

開瞼はMRDマイナスから +2まで改善してました。


この症例では

埋没+脂肪除去による

瞼板上縁あたりの瘢痕による

ミューラー筋の拘縮が ベースにあったと考えられます。


埋没を受けて10年経過しているので

埋没のせいではないという考えもありますが

ミューラー筋に瘢痕形成がしっかり認められるこの症例では

10年経過していても

埋没が痙攣の一因とであると、

自分は そう考えています


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