手術は1回ではないのですか？

通常の　後天性の眼瞼下垂

いわゆる腱膜性眼瞼下垂では

1回の手術で十分だと思います。

ただ、眉毛が下がってくることで

二重が狭くなり

更にはまつ毛に上まぶたの皮膚が乗っかってしまうこともあります。


そういう場合には　眉毛下切開を追加で行う必要があります。 

これは手術前に必ずお話をしていることです。

よく、最初の手術から、二重の線の上で皮膚をしっかり取ってくれたら　こういうことは避けれるのではないでしょうか？

というよく突っ込みを入れられます。

もちろんそれでもいいでしょう。

そうした場合のデメリットは、皮膚をたくさん切除すると、まぶたの薄い皮膚がなくなり、

眉毛に近い分厚い皮膚が下りてきます。

そうすると、まぶたが腫れぼったく感じたり、分厚い皮膚で、まつ毛の上の薄い皮膚がつぶされ
結局は二重が狭くなってしまうことがあります。というより、そうなることが非常に多いです。

もともと二重は睫毛の上の薄い皮膚で形成されるべきで

薄い皮膚でおりたたまれるので、優しい、ほんわかした二重になりやすいです。

これが分厚い皮膚で折れたら、それだけで分厚いいかにもな二重になります。


また、たるんでくるのは睫毛の外側　つまり目尻側ですので、二重の線を目の幅を超えて伸ばさなければ

取り切れませんし、重たい皮膚が落ちてきますので

追加手術の必要性を説明しております。

最近、下垂の手術は問題なく、こういった症例の修正の相談がちょくちょくあります。


患者さんは不満そうなのですが、おでこのしわが取れて非常によかったと喜ぶところを

ちょっとした説明不足でこのような結果になってしまうのは、残念ですね。

初めから説明しておけば、生じることのない不満です。

ちなみに先週書いた　目元の小じわが増えるのも仕方がないことです。
http://blog.livedoor.jp/koizmmasaki/archives/37507235.html





私の同意書には　すべて書かれていますので　しっかり読んでくださいね。


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