強直性眼瞼痙攣の原因2

前の記事も書きましたが

強直性眼瞼痙攣の原因は、ミューラー筋の過収縮・過緊張と考えています

今年の9月から6人の強直性眼瞼痙攣の方に手術を行い、

4人の方で改善を認めています。

なので、100%ではないけれど、強直性眼瞼痙攣の方の半分以上の方が改善するので

原因はミューラー筋の過緊張と判断してます。

昨日こういった質問が来ました。

1年前に他院で手術を受けましたが、重いのでまたほかのクリニックで手術を受けましたが、それでも重いので先生に言うと、わたしに痙攣があるのかもしれませんと言われました。先生のいう強直性眼瞼痙攣は手術でなるのでしょうか?それとも手術後に仕方なくなってしまうのでしょうか?手術前にはこんなことはなかったです。


この答えは手術でなることもありますし、手術後になることもあります。そして手術前からある場合も。
眼瞼下垂では、目を開けるために眉毛をあげて、おでこ横シワができます。
一方、強直性眼瞼痙攣の重症の場合は、眉間にしわを寄せ目を細める感じでまぶしい表情になります。
つまり正反対の表情ですね。

手術前に、眼瞼下垂のほうの症状が強く出ていると、眉毛を上げていますが、実はその中に痙攣も合併していることがあります。このような症例に眼瞼下垂を治すと、強直性眼瞼痙攣が顕著に表れてきます。
手術後に出てきたという方の多くはこれに当てはまると思います。
ただ、ここ数年で手術前にかなり診断できるようになりました。

手術中にミュラー筋に糸をかけたりすると痙攣になることはありますが、ミュラー筋を縮めるミューラータッキングという術式がありますので、可能性はゼロでないにしろ、このことが痙攣の原因になっている症例は少ないのではと考えてます。

残りは術前に痙攣はなかったが、手術後、手術とは関係なしになってしまった方々です

100%でなくても手術前に診断することで、術後の再現性が高い予測が得られます
 



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こいずみ形成クリニック

愛知県 名古屋市 中区の 美容外科・皮膚科・形成外科を標榜する「こいずみ形成クリニック」のサイトです。 このサイトは院長である僕、小泉正樹が管理しています。 当院の特徴は まぶたの手術が多い、特に眼瞼下垂や二重修正が非常に多いです。 次いで鼻の手術も数多く行っております。

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